環境まちづくり先進地域のフィールド調査支援及び成功要因に関するパターン集作成支援 2020.10~2021.3
国立研究開発法人・国立環境研究所(NIES)では、福島県を中心とした災害復興過程にある被災地域の地域づくりを支援していくために、持続可能な地域社会への転換を実現した地域づくりのグッドプラクティスから成功要因を抽出し、後進地域へ展開するためのデータベース構築・プラットホーム開発を進めています。
その一環として、持続可能な地域づくりに取り組む、宮城県女川町、宮崎県日南市、岡山県真庭市の地域づくりのプロセスで特徴的に見られる構成要素を、「パタ-ン・ランゲージ」の枠組みに基づいて記述・言語化し、他地域で活用することを目的に、パターン集作成を支援しました。
関連書籍等による資料調査をもとに、地域づくりの一連のプロセスやステークホルダーの関係を年表および連関図として整理し、女川町と日南市については、地域づくりのキーパーソンへインタビュー調査を実施してより実態に即した情報を整理しました。
これらの調査内容をもとに、環境分野・まちづくり分野の専門家を交えたエキスパートワークショップを開催し、対象地域ごとに特徴的にみられるパターンを抽出。最終的には、各事例における成功要因のパターンを具体的な事象の記述とともにパターンカードとしてとりまとめました。
▲パターンカード
▲地域づくりのプロセス(年表)
▲エキスパートワークショップ
関連:土木学会論文集D3(土木計画学) 和文論文
パターン・ランゲージによる環境・まちづくり先進都市に見られる共創的プロセスの記述 ー紫波町,女川町,日南市を対象としてー
戸川 卓哉, 大西 悟, 福島 秀哉, 後藤 良子, 五味 泰子
住宅団地再生の取り組み事例集作成 2020.9
自治体に向けた住宅団地再生の手引きの作成に向けて、主にハード整備を行った住宅団地再生に係る取り組みについて調査しました。
健康・福祉、子育て、生活サービス、交通・移動、住まい、景観・環境、防災、賑わい・コミュニティといった分野別に、約50事例程度の取り組みを事例集としてとりまとめました。
大規模住宅団地の資産活用スキームの検討にかかわる現況調査支援 2019.3~2019.4
大規模住宅団地の将来の資産活用スキームの検討に向けて、対象エリア内団地について、上位関連計画の整理、団地および近隣敷地の現状分析、住宅需調査等を実施しました。
大規模住宅団地の建替基本計画等策定にかかわる現況調査支援 2018.12~2019.2
老朽化した大規模住宅団地の再編に向けて、上位関連計画の整理、団地および周辺地域の現況・動向把握、住宅需要調査等を実施しました。
群馬県桐生市の繊維産業にかかる基礎調査 2017.11~2018.1
繊維産地としての桐生市の継続に向けて、桐生市商工会議所が主体となって進行している「桐生マフラーストールブランド化事業」の企画・調査を支援しました。
地域が持つ多彩な技術をマフラーやストールに落とし込んで商品化するとともに、桐生ブランドを世界へ発信していくことを目指し、初年度である2017年度は、桐生市の地域資源である産地事業者が内包する技術ノウハウと直面する課題の実態調査(アンケート・ヒアリング)、および、ブランド化に向けた勉強会を実施しました。
福島県における公・民・学連携のインキュベーション施設およびエリアマネジメント拠点の調査研究・検討 2017.1~2017.2
福島県の東日本大震災被災地区における公・民・学連携による復興に向けた持続的まちづくりの拠点設立の一環として、インキュベーション施設ならびにエリアマネジメント拠点の設立に関する調査研究、検討を行いました。