パターンランゲージの枠組みに基づいた東日本大震災被災地域における復興まちづくり支援に向けた研究調査(その1) 2022/2~2022/9

国立研究開発法人・国立環境研究所(NIES)が進めている、福島県浜通りを中心とした被災地域の復興まちづくりに関する計画策定等の支援研究の一環で、2020年度に行った「環境まちづくり先進地域のフィールド調査支援及び成功要因に関するパターン集作成支援業務」に引き続き、パターン開発の枠組み整理とパターン集のアップデート、パターン集を活用したワークショッププログラムの開発と試行を支援しました。

パターン開発工程をシステマティックに行うための「パターン開発マニュアル」の作成を行い、その検証を兼ねた、関連自治体(宮崎県日南市、岡山県真庭市)へのヒアリングやパターン集の更新・作成を実施しました。

また、これまでに取りまとめた4都市(岩手県紫波町、宮城県女川町、宮崎県日南市、岡山県真庭市)のパターン集を足掛かりに、地域づくりのグッドプラクティスにおいて特徴的に見られるパターンをカードとして取りまとめ、これから地域づくりに取り組む行政等に有益な知見やノウハウを届けるワークショッププログラムを開発しました。

2022年9月には、その実用性を検証するため、国立環境研究所福島地域共同研究拠点の協力を得てワークショップを試行し、各ツールの使い勝手や被災地域における適応感等について検証を行い、参加者からフィードバックを得ることで、ワークショッププログラムの改定に向けた課題を整理しました。

■ワークショップの試行の様子

UWhp_202304_1
UWhp_202304_2
UWhp_202304_3
UWhp_202304_4

■ワークショッププログラム
「共創による持続可能な地域づくりのためのパターン・ワークショップキット」

▲パターンカード
▲パターンカード
▲ワークショッププログラム取扱説明書
▲ワークショッププログラム取扱説明書